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2010.09.17

日経新聞にだまされないように

今日の日経に、「資格で殖やす?自己資産」って記事がありました。資格の勉強で株式運用を勉強できればいいんですが、世の中そんなに甘くありませ ん。なんか、資格を発行している団体の提灯持ち記事みたいな内容でした。でもそれを読む読者のレベルや期待する内容に沿った記事を書くのが新聞社なんで、 結局、読者が利口になる必要があるんですけど。

証券アナリスト資格のところで、金融機関に属してない一般個人が増えている、って記事がグラフといっしょに載ってました。ご丁寧に、元商社マンまで 登場し、老後の資金運用のために資格取得を目指しているって言う内容です。でも、ちょっと待ってください。「一般個人」の受講者ってほとんどが氷河期の就 職戦線を生き残るための学生さんの受講者が大半でしょ?アナ協はさらに儲けるために、学生に受講ターゲットを移したのが、数年前です。

日経の記事によると、証券アナリスト資格を取得すると、「期待できる効果」として、「企業の財務状況分析や株価、相場動向の予測をするノウハウを取 得、株式など証券投資に強くなりたい人に向く」とあります。これは取材不足というか、真っ赤なウソです。アナ協あたりに取材したんでしょうけど、アナリス ト試験の内容で、「株価や相場動向の予測ノウハウ」なんて勉強できません。

資産運用にうまくなりたいなら、手金を使って自分で株を買って見る、それがスタートです。資格の取得と株式投資の巧妙さは無関係です。

ただ、思うに、一般の人たちはあまりにも株式投資のイロハを知らなさ過ぎる、というのが私の印象です。株式投資というのは「会社」を買うわけですか ら、当然、その会社の事業内容を知らなければならず、相応の研究を必要とします。パチンコだって競馬だって勝つためにはかなりの研究をみんなしているで しょ? 「ファンダメンタルズは素人にはわからないからチャート分析に頼る」って言う話を聞いたことがありますが、チャートで分析できるのは短期間の予想 だけ。長期の株式トレンドは企業のファンダメンタルズによります。

そのような意味で証券アナリスト資格の勉強をするのは意味があるかも。でも、気をつけてくださいね。日経の記事では、「取得方法」の欄に「通信講座を受講し、試験を受ける」とありますが、これも誤解を生みやすい、ウソが含まれています。

「日本証券アナリスト協会検定会員」資格は、認定には「3年の実務経験」が必要です。つまり、実際に金融機関で働いていないと、試験に受かっても資 格は取れません。日経の記事にどうしてこれが書かれてないんだろう? 彼の元商社マンさんが実在すれば、試験に受かっても資格は取れません。だから、「一 般」の人は「学生さん」が大半です。

私の知りあいに、CPA(米国公認会計士)に何年もかけて受かった人がいます。たいしたもんです。でも彼は資格を持っていません。その州での認定には、監査業務の実務経験が必要だったからです。

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(2000年12月10日記)

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